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日別アーカイブ: 2025年11月20日

松風電設のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

佐世保市に会社を構え、長崎県のエリアで電気工事を行っている

松風電設株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

🌟エコキュートの配管工事(排水処理編)

~ドレン排水・自然勾配・凍結防止…
“水の流れ”を読む力が問われる仕事~

エコキュート工事で忘れてはいけないのが 排水工事(ドレン排水)
ヒートポンプから出る結露水を “確実に逃がす” ための工事で、これが適切でないと水が溜まったり、逆流したり、悪臭の原因になってしまいます。

排水工事は「水が自然に流れる仕組み」を理解しないとできない、非常に理にかなった作業です。


■ ドレン排水とは?💧

 

ヒートポンプは空気を取り込む際に湿気も吸い込みます。
その水分が結露し、排水として外部へ排出されます。

この“結露水(ドレン)”が想像以上に多いため、
確実に排水できるルートづくり が必要になります。


■ 自然勾配の確保が最優先⚠️

 

排水配管で一番大切なのは 自然勾配(1mにつき1〜2cm下がる)

勾配が甘い → 水が止まる

勾配が急すぎる → 排水口へ届かない

勾配が乱れる → 逆流・水溜まり

職人は配管の高さを細かく計算し、
ミリ単位で角度を調整していきます。


■ 排水ルートの決め方🛠️

 

現場環境に応じて最適ルートを選びます。

  • 既存の排水桝に誘導

  • 砂利層へ放流

  • 植栽スペースへ排水

  • 排水口まで新設ルートを作成

構造が複雑な家もありますので、
施工者の“判断力と経験”が大きな武器になります。


■ 冬場の凍結防止❄️

 

排水管も条件が揃えば凍結します。

主な対策は…

  • 露出する部分は保温材で覆う

  • 日陰を避けてルート設計

  • 強風が当たりづらい位置に配置

  • 追加で凍結防止ヒーター

配管が細いぶん、凍結しやすいので丁寧な施工が必須です。


■ 求職者向けコラム🔰

~排水工事は“現場判断の力”が育つ仕事~

 

排水工事の大きな魅力は、
毎回違う状況にどう対応するか という技術者的な楽しさです。

水勾配、流量、排水先の状況…
あらゆる条件を読み取り、最適なルートを考えるのは、
“設計×施工” の両方の力が必要です。

✔ 配管の仕組みに興味がある
✔ 現場判断が求められる仕事がしたい
✔ 設備職としてレベルを上げたい

そんな方には、排水工事はとても学びが多い分野です。


■まとめ📘

 

排水工事は、目立たないけれど 非常に重要なエコキュートの基礎技術 です。

ポイントまとめ

  • ドレン排水は量が多いので確実に処理

  • 自然勾配(1/100〜1/50)の確保が必須

  • 現場ごとに排水先を判断

  • 冬場の凍結対策も重要

  • 経験が形になる達成感の大きい仕事

配管を“ただつなぐだけ”ではなく、
“水の流れを読んで最適解をつくる”職人ならではの奥深い技術が詰まっています。

求職者の方にとっても、
設備の基礎から応用まで幅広く学べる分野なので、
自信を持っておすすめできる技術です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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