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カテゴリー別アーカイブ: 日記

松風電設のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

佐世保市に会社を構え、長崎県のエリアで電気工事を行っている

松風電設株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

🌟エコキュートの配管工事(排水処理編)

~ドレン排水・自然勾配・凍結防止…
“水の流れ”を読む力が問われる仕事~

エコキュート工事で忘れてはいけないのが 排水工事(ドレン排水)
ヒートポンプから出る結露水を “確実に逃がす” ための工事で、これが適切でないと水が溜まったり、逆流したり、悪臭の原因になってしまいます。

排水工事は「水が自然に流れる仕組み」を理解しないとできない、非常に理にかなった作業です。


■ ドレン排水とは?💧

 

ヒートポンプは空気を取り込む際に湿気も吸い込みます。
その水分が結露し、排水として外部へ排出されます。

この“結露水(ドレン)”が想像以上に多いため、
確実に排水できるルートづくり が必要になります。


■ 自然勾配の確保が最優先⚠️

 

排水配管で一番大切なのは 自然勾配(1mにつき1〜2cm下がる)

勾配が甘い → 水が止まる

勾配が急すぎる → 排水口へ届かない

勾配が乱れる → 逆流・水溜まり

職人は配管の高さを細かく計算し、
ミリ単位で角度を調整していきます。


■ 排水ルートの決め方🛠️

 

現場環境に応じて最適ルートを選びます。

  • 既存の排水桝に誘導

  • 砂利層へ放流

  • 植栽スペースへ排水

  • 排水口まで新設ルートを作成

構造が複雑な家もありますので、
施工者の“判断力と経験”が大きな武器になります。


■ 冬場の凍結防止❄️

 

排水管も条件が揃えば凍結します。

主な対策は…

  • 露出する部分は保温材で覆う

  • 日陰を避けてルート設計

  • 強風が当たりづらい位置に配置

  • 追加で凍結防止ヒーター

配管が細いぶん、凍結しやすいので丁寧な施工が必須です。


■ 求職者向けコラム🔰

~排水工事は“現場判断の力”が育つ仕事~

 

排水工事の大きな魅力は、
毎回違う状況にどう対応するか という技術者的な楽しさです。

水勾配、流量、排水先の状況…
あらゆる条件を読み取り、最適なルートを考えるのは、
“設計×施工” の両方の力が必要です。

✔ 配管の仕組みに興味がある
✔ 現場判断が求められる仕事がしたい
✔ 設備職としてレベルを上げたい

そんな方には、排水工事はとても学びが多い分野です。


■まとめ📘

 

排水工事は、目立たないけれど 非常に重要なエコキュートの基礎技術 です。

ポイントまとめ

  • ドレン排水は量が多いので確実に処理

  • 自然勾配(1/100〜1/50)の確保が必須

  • 現場ごとに排水先を判断

  • 冬場の凍結対策も重要

  • 経験が形になる達成感の大きい仕事

配管を“ただつなぐだけ”ではなく、
“水の流れを読んで最適解をつくる”職人ならではの奥深い技術が詰まっています。

求職者の方にとっても、
設備の基礎から応用まで幅広く学べる分野なので、
自信を持っておすすめできる技術です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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松風電設のよもやま話~第15回~

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🌟エコキュートの給水・給湯の配管工事とは?

~確実な施工が“日々の安心”につながる仕事~

エコキュート工事の中でも、特に重要な工程のひとつが 給水・給湯配管工事
私たちの生活に欠かせない「水」と「お湯」を扱うため、正確さ・丁寧さが強く求められます。

給水・給湯配管は見えない部分の工事ですが、ここが適切に施工されていないと、
水漏れ・お湯が出ない・熱ロス…など、後々のトラブルに直結します。

ここでは、既存配管への接続方法、断熱材の巻き方、凍結防止のポイント、そして求職者の方に向けた“この仕事の本当の魅力”まで詳しく解説します。


■ 給水・給湯配管の基本構造🛠️

 

エコキュートは、

  • 給水管(水道水 → タンクへ)

  • 給湯管(タンク → 各蛇口へ)
    という2本の配管がベースになります。

それぞれに役割があり、少しの施工ミスでも不具合に直結します。

給水管

水道の圧力を使ってタンクに水を送り込みます。
逆流防止弁の取り付けや、水圧チェックが重要です。

給湯管

タンクで温めたお湯を家中に届けるパイプ。
熱ロスを避けるため、保温材の巻き方が非常に重要です。


■ 既存配管への接続ポイント💧

 

リフォーム現場では、既存の配管種類・材質・位置を正しく把握することがスタートです。

✔ 配管のルートの目視確認

床下・壁内・地中など、現場ごとにルートは様々です。
図面にない“隠れ配管”もあるため、経験が活きます。

✔ 既存が金属管のケース

築年数が古い住宅では鉄管や銅管も多く、
“曲げた瞬間に割れる”など劣化もあるため、けっこう繊細な作業になります。

✔ 新旧配管の高さ調整

接続部分が少しでもズレると、水漏れが起きるため、ミリ単位で調整します。


■ 給湯管の断熱材巻き(保温工事)🔥

 

給湯配管の断熱は、お湯の温度を保つだけでなく、
冬の凍結防止にも直結する重要工事です。

施工のポイントは次の通りです。

✔ 配管全体を均一に覆う

“1cm”の隙間が熱ロスを生みます。
丁寧な職人ほど巻きムラが一切ありません。

✔ テープでしっかり固定

屋外は風・雨・紫外線にさらされるため、耐久性を高める必要があります。

✔ 直射日光対策

紫外線で劣化しやすい断熱材は、保護テープで補強します。


■ 凍結防止処理の重要性❄️

 

冬場の配管凍結は、破裂→大量の漏水につながる最悪のトラブルです。
特に北側・日陰・風が当たる場所は要注意。

凍結対策としては…

  • 断熱材の二重巻き

  • ヒートテープの併用

  • 凍結しにくいルート取り

  • 隙間風のブロック
    など、現場ごとに最適な方法を選びます。


■ 求職者向けコラム🔰

~配管工事は“見えない部分の職人技”が光る仕事~

 

給水・給湯配管工事は、
「正しくお湯が出る」の裏側を支える、とても奥深い仕事です。

✔ 現場ごとに違う配管ルート
✔ 気温・環境・築年数による施工の違い
✔ ミリ単位の調整が必要な精密作業

ひとつとして同じ現場が無いため、
毎回が“パズルを解くような仕事” といえます。

手先の器用さを活かしたい
設備工としてレベルアップしたい
将来食べていける技術を身につけたい

そんな方に特におすすめの分野です。


■まとめ📘

 

給水・給湯配管工事は、エコキュート工事の中でもとても重要な工程であり、
失敗が許されない“確実さ”が求められる仕事です。

ポイントまとめ

  • 給水・給湯配管の基本構造を理解する

  • 既存配管への接続は慎重に

  • 断熱材巻きは熱ロス防止と凍結対策の要

  • 現場の環境に合わせた施工判断が必要

見えない部分ですが、ここがしっかり施工されてはじめて、
毎日安心してお湯が使える生活が生まれます。

職人としてのやりがいも大きく、
成長したい求職者にもぴったりな分野です。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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松風電設のよもやま話~第14回~

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ヒートポンプユニット設置

 

 

 

 空気の流れが“お湯の効率”を変える

 

エコキュートのもう一つの主役、それがヒートポンプユニット
この装置は、外気から熱を集めてお湯をつくる「空気の熱交換器」です。
つまり――空気がうまく流れないと性能を発揮できません!

設置場所の選び方や配管ルート、霜取り対策まで、
ここではプロが気をつける設置のポイントを詳しく見ていきましょう


通気性の確保が最重要

 

ヒートポンプユニットは、エアコンの室外機と同じく、
背面と前面から空気を吸い込み・吐き出して熱交換を行います。

このため、
前方は50cm以上・背面は20cm以上・側面も最低30cmの空間を確保するのが理想です。

狭い場所に設置すると、
排出された暖気(または冷気)が再び吸い込まれて効率が低下し、
結果的にお湯の沸き上がり時間が長くなってしまいます


配管距離の最適化

 

ヒートポンプと貯湯タンクは、配管でつながっています
この距離が長すぎると、熱ロスが発生して効率が悪化します。

理想的な距離は、
3m以内(最長でも10m以下)

配管はできるだけ短く、曲げを少なく、断熱材をしっかり巻くことで、
エネルギーロスを防ぎます。

また、配管ルートは勾配をつけて水抜きできるように施工するのが基本。
冬場の凍結を防ぎ、長期的な安定運転につながります。


❄️ 冬場の霜取り運転対策

 

寒冷地では、冬場にヒートポンプの熱交換フィンに霜が付着します。
これを防ぐため、ユニットには自動霜取り機能が搭載されていますが、
設置条件によっては霜が多く付く場合もあります。

そのため、以下のような工夫が大切です

  • ヒートポンプの排水口を凍らせないよう、地面の勾配を確保

  • 排水受け皿の設置で、氷が地面に広がらないようにする

  • 雪が吹き込まない方向に設置し、吸気口を塞がない

雪国や寒冷地では、霜取り時の排水が凍結して
ファンが回らなくなるトラブルもあるため、
「冬場を想定した設置」が欠かせません⛄


運転音への配慮

 

ヒートポンプの稼働音は40dB前後(エアコン並み)ですが、
夜間運転や住宅密集地では音の反射や振動に注意が必要です。

  • 隣家との距離を取る

  • コンクリート壁など反射面を避ける

  • 架台に防振ゴムを使用し、振動を吸収

こうした配慮により、「静かで快適な運転環境」が実現します


点検・メンテナンススペースの確保

 

ヒートポンプは定期点検が欠かせない機器です。
背面や側面が狭いと、フィン洗浄や部品交換が困難になります。

点検口として前面に80cm以上の作業スペースを確保することで、
将来のメンテナンスもスムーズに行えます


設置環境の最適化が性能を左右する

 

ヒートポンプは“空気の流れ”を使う機械。
つまり、設置環境が性能に直結します。

風通しが良く、排水処理がしやすく、メンテナンスも行える場所――
そんな場所を選ぶことが、長く快適に使うための秘訣です✨


まとめ

 

✅ 通気性の確保が効率アップの鍵
✅ 配管距離は短く、断熱材をしっかり施工
✅ 冬場は霜取り運転と排水凍結に注意
✅ 防振対策とスペース確保で静音化
✅ 設置環境の工夫が性能と寿命を決める


エコキュートは「空気」と「電気」でお湯を生み出す、省エネの象徴
その性能を最大限に引き出すのは、確かな設置技術と細かな配慮です。
見えない部分こそプロの腕の見せどころですね✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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松風電設のよもやま話~第13回~

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タンク設置のポイント

 

 

 

 重量物を安全に据え付けるために

 

エコキュートの心臓部ともいえるのが、貯湯タンクユニットです。
このタンクは、家庭で使用するお湯を貯めるための装置であり、
満水時には400〜600kg以上にもなる重量物

安全に、そして長く安定して使用するためには、
設置場所・基礎・固定方法など、すべてにおいて慎重な施工が求められます。


設置場所の基本条件

 

タンクは、給湯器のように軽い機器ではありません。
そのため、設置する際には以下の条件を必ず満たす必要があります

1. 水平で強固な基礎

コンクリート基礎の厚さは10cm以上が理想。
タンクの重量を均等に支えられるよう、水平精度をしっかり確保します。
基礎が傾いていると、タンクが傾いた状態で水圧がかかり、
経年でひび割れや転倒のリスクが高まります⚠️

2. 屋外での直射日光・風・雨の影響を考慮

タンクは屋外設置が基本ですが、
なるべく直射日光を避け、通気性の良い場所を選びます。
直射日光は外装樹脂の劣化を早める原因にも。
また、強風地域では転倒防止対策を強化することが重要です️

3. 水抜き・排水スペースの確保

タンク下部にはドレン排水口があります。
点検・排水がスムーズにできるよう、前方60cm以上の作業スペースを確保するのが理想です。


アンカー固定と転倒防止の施工ポイント

 

タンクの転倒防止は、安全施工の最重要項目です

1️⃣ アンカーボルトで基礎へしっかり固定
 → 各メーカーの施工基準に従い、アンカーの本数・位置を正確に設置。

2️⃣ 架台(ベースプレート)の水平確認
 → タンク底部にわずかな歪みがあるだけでも、振動や転倒リスクが増加。

3️⃣ 地震対策バンド・ステーの取り付け
 → 地震時にタンクが倒れないよう、ステンレス製バンドで壁面や支柱に固定します。
  特に寒冷地や地盤の緩い地域では必須の施工です。

4️⃣ 配管のたわみ・引っ張り防止
 → タンク接続部の配管にテンションがかかると、破損や漏水の原因になります。
  柔軟なルート取りとスリーブ保護で長期安定を確保✨


 設置環境と耐久性

 

タンクは常に屋外環境に晒されます。
そのため、設置方向と風通しも重要。

  • 強風が直接吹きつけない位置に設置

  • 落雪や屋根からの雨だれが直撃しないよう注意

  • 周囲に物を置かず、点検スペースを確保

特に雪国では、屋根の雪止め・転倒防止金具の併用が推奨されます⛄


メンテナンス性も考えた設置を

 

タンクのメンテナンスや部品交換を行う際、
前面・側面にスペースがないと作業ができません。

「見た目をスッキリさせたい」と壁際ギリギリに設置してしまうと、
後からの点検で苦労するケースも。
将来の整備性まで考えた配置計画が理想です✨


まとめ

 

✅ タンクは400kg以上の重量物
✅ 水平で強固な基礎が必須
✅ アンカー固定と地震対策を徹底
✅ 排水・点検スペースを確保
✅ 将来のメンテナンス性も意識する

見えない部分にこそ、安全と品質が詰まっている――
それが、タンク設置のプロの仕事です

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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松風電設のよもやま話~第12回~

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🚚 搬入作業の工夫 ― 狭い現場でも確実に設置するプロの技

 

 

基礎工事が完了したら、次はいよいよエコキュート本体の搬入です。


しかしタンクは高さ2m近く、重量も100kgを超える大物。

狭小地やマンションのような現場では、ただ運ぶだけでも大きな工夫が求められます。


🏘 狭小地での搬入事例

 

住宅が密集している場所では、道路が狭くトラックが入れないこともあります。


その場合は、

  • 小型クレーン を使って庭越しに搬入する。

  • 台車を使用し、細い路地を職人たちが少しずつ押し込む。

  • 障害物がある場合は一時的に柵を取り外すなどの工夫を行う。

現場ごとに条件が異なるため、臨機応変な判断とチームワークが求められます。


🏢 マンションでの搬入工夫

 

マンションや集合住宅の場合、さらに難易度は上がります。

  • 廊下やエレベーターを利用する場合は、養生シート で壁や床を保護。

  • 高層階では、クレーンでベランダ越しに吊り上げる ケースもあります。

  • 共用部分を通る際には、近隣住民への配慮も欠かせず、事前に説明や挨拶を行うのが一般的です。

 

「資材を傷つけない」「建物を傷つけない」「周囲に迷惑をかけない」――この3つを徹底するのが搬入作業の鉄則です。


🔍 事前調査の大切さ

 

搬入作業で最も重要なのは「事前調査」。

  • 搬入口の寸法は足りるか?

  • 道路の幅や周辺の電線・看板に干渉しないか?

  • クレーンを設置できるスペースはあるか?

これらを事前に確認しておくことで、搬入当日のトラブルを防ぎ、工事全体の流れをスムーズに進められます。


👷 チームワークで乗り越える現場

 

搬入作業は一人の力では絶対にできません。

  • クレーンオペレーターが吊り上げ、

  • 誘導員が安全を確保し、

  • 現場の作業員が受け取りながら設置位置まで導く。

まさに現場全員の連携が光る瞬間であり、プロフェッショナル集団ならではの作業です。


✅ まとめ

 

エコキュートの搬入は「ただ置くだけ」ではありません。


狭い現場や高層階でも確実に搬入できるのは、綿密な調査・現場での工夫・チームワーク の3本柱があるからこそ。


見えない部分で積み重ねられた努力が、安心で快適な暮らしを支えているのです💡✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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🔨 基礎工事の流れ ― エコキュートを支える見えない土台づくり

 

 

エコキュートを設置するにあたって、まず最初に行うのが「基礎工事」です。


基礎は普段目にすることのない部分ですが、ここがしっかりしていなければ、重たいタンクが傾いたり、寿命が縮まったりする原因となります。

エコキュートのタンクは満水時に 500kg以上 になることもあるため、強く安定した基礎が不可欠です。


🏗 ステップ1:設置場所の確認と準備

 

最初に行うのは「設置場所の選定」。


屋外にスペースを確保し、日当たりや風通し、周囲の建物や塀との距離を考慮します。さらに、今後のメンテナンス作業がスムーズに行えるように、タンク周りに作業スペースを設けるのも重要なポイントです。

その後、地盤を掘削し、砕石を敷き詰めて転圧。柔らかい地盤の場合は沈下のリスクがあるため、改良を行うこともあります。


🔨 ステップ2:型枠・鉄筋・コンクリート打設

 

設置位置が決まったら、木製や樹脂製の型枠を組み立て、コンクリートの形をつくります。
ここで「鉄筋」を組み込むことで、基礎の耐久性を高め、ひび割れ防止や重量物への強度を確保します。

その後、コンクリートを流し込みます。隅々まで均一に行き渡るようにバイブレーターで振動を加え、空気を抜くことで密度の高い基礎が完成。仕上がりの品質はここで決まります。


📏 水平精度 ― ミリ単位のこだわり

 

エコキュートの基礎で最も重要なのが「水平精度」です。
基礎がわずかに傾いているだけでも、数百kgのタンクに負荷が集中し、故障や転倒の原因になることがあります。

そのため、職人はレーザー墨出し器や水平器を使い、何度も測定を繰り返します。0.5mm単位の誤差まで調整することもあり、まさに職人技が光る工程です。


🔧 ステップ3:補強と養生

 

  • アンカーボルト を設置して、タンクをしっかり基礎に固定。

  • 排水勾配 をつけて、雨水や結露水が溜まらないように工夫。

  • 打設後は数日から1週間かけて「養生」し、コンクリートの強度が十分に発現するのを待ちます。

この養生期間も手を抜かず、雨風対策や直射日光対策を施すことで、基礎の耐久性が格段に向上します。


✅ まとめ

 

エコキュートの基礎工事は、表に見えない分、手を抜こうと思えば抜けてしまう工程です。


しかし、「水平・強度・補強」 の3つを徹底してこそ、安全で長寿命の設置が可能になります。


縁の下の力持ちともいえる基礎工事が、暮らしの安心を支えているのです🌱✨

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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エコキュートのサイズ

― 家族構成と暮らし方で最適解は変わる ―

 

 

 

エコキュートのタンク容量は、「家族の人数」「生活習慣」「設置スペース」の3つを基準に選ぶのが鉄則です。

容量が不足すればお湯切れ、大きすぎれば光熱費の無駄につながります。

将来の暮らしも見据えて、慎重に選定する必要があります。


👪 家族人数別の標準目安

 

  • 2〜3人家族 → 370Lタイプ
    少人数の家庭に最適。シャワー中心の生活なら十分ですが、毎日湯船に浸かる家庭では少し余裕を持たせた方が安心です。

  • 4〜5人家族 → 460Lタイプ
    標準的なファミリーにもっとも人気。湯船・キッチン・洗面所の同時使用でも湯切れしにくい設計です。

  • 6人以上・二世帯 → 500L以上
    大家族や二世帯住宅の場合、500L以上の大容量が必須。来客が多い家庭にもおすすめです。


💡 ライフスタイルで変わる容量選び

 

人数だけでなく、家庭ごとの習慣が容量選びに大きく影響します。

  • 毎日湯船に入る家庭 → 少人数でも大きめ容量を選んだ方が快適。

  • シャワー中心の家庭 → 3人でも370Lで十分に足ります。

  • 帰宅時間がバラバラな家庭 → 使用時間が分散されるため、少し余裕を持たせた容量が安心。

  • 来客が多い家庭 → 普段以上にお湯を使うため、大きめサイズが安心。


📊 サイズ選びの落とし穴

 

  • 小さすぎる場合:夜間にお湯切れして追い焚きできず不便。

  • 大きすぎる場合:余分なお湯を常に加熱・保温するため光熱費が増加。

  • 将来の変化:子どもの成長や親との同居など、数年後を見越して余裕を持たせると後悔が少ない。


🏗️ 設置スペースとの兼ね合い

 

タンクは高さ約1.8m、直径70cmほどの大きさがあります。

狭小地や庭のない住宅では設置場所の制約が大きく、スリムタイプや小容量モデルを選ばざるを得ないこともあります。

  • 十分な設置スペースがある場合 → 生活に合った容量を自由に選択可能。

  • 限られたスペースしかない場合 → コンパクトタイプを選びつつ、湯切れリスクを最小限にする工夫が必要。


👉 サイズ選びは「人数・生活習慣・設置スペース」の3つを軸に考えることがポイントです。

施工業者としっかりヒアリングを重ねることで、最適な1台が選べます。

 

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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設置場所

― 基礎・通気・排水・環境、すべてが長寿命につながる ―

 

 

 

エコキュートを設置する際に最も重要なのは「どこに置くか」です。

タンクとヒートポンプは重量があり、運転音や排水も伴うため、ただ置けるスペースがあればよいというものではありません。

設置場所の選び方ひとつで、機器の寿命や効率、さらには住まい全体の快適さに直結します。


🏗️ コンクリート基礎の重要性

 

タンクユニットは満水時で400kg以上、場合によっては500kgを超える重量物となります。

そのため、地面に直接設置するのではなく、厚さ10〜15cm程度のコンクリート基礎を打設することが必須です。

  • 水平の確保:基礎が傾いているとタンクに歪みが生じ、配管の接続不良や寿命低下の原因になります。

  • 地盤補強:地盤が弱い場所では鉄筋を入れて補強したり、基礎面積を広げるなどの対策が必要です。


🌬️ ヒートポンプの設置条件

 

ヒートポンプは空気中の熱を利用するため、周囲の通気環境が非常に重要です。

  • 前面・側面に空間を確保:最低でも30cm以上、できれば50cm以上の空間を空けて設置。

  • 通風の妨げ防止:壁際に寄せすぎると吸排気効率が落ち、冬場には霜取り運転が頻発して電気代が増加します。

  • 落ち葉や積雪への配慮:吹き溜まりになる場所は避け、必要に応じて簡易屋根や防雪フードを設置することもあります。


💧 排水処理の工夫

 

エコキュートは運転中にドレン水(結露水)が発生します。

さらに点検や交換時にはタンクの中の大量の水を排出することもあります。

  • 勾配の確保:排水が自然に流れるように地面の傾斜を整備。

  • 水たまり防止:ドレン水が溜まると地盤沈下や害虫発生の原因になるため、排水経路を必ず確保。

  • 冬場の凍結防止:寒冷地では排水管が凍結しないように保温材や電熱ヒーターで対策する場合もあります。


🏘️ 生活環境への配慮

 

設置場所は機能性だけでなく、住環境への影響も考慮する必要があります。

  • 運転音の影響:ヒートポンプの運転音は比較的静かですが、深夜帯に稼働するため寝室や隣家の窓付近は避けた方が安心。

  • メンテナンス性:点検口やバルブに作業者がスムーズにアクセスできるよう、機器の周囲には前後左右30〜50cmの空間を残して設置。

  • 景観との調和:玄関や庭先に置く場合は見た目にも配慮し、塀や植栽で目隠しを施す工夫も有効です。


👉 設置場所を決める際は「基礎の強度・通気性・排水処理・生活環境」の4要素を満たすことが、長期的な安心につながります。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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松風電設のよもやま話~第8回~

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【第8シリーズ】こんな人におすすめ!エコキュート導入チェックリスト

 

 

給湯設備を選ぶとき、まず考えるべきなのは自分のライフスタイルと家の条件です。


エコキュートは、長期的に見ると光熱費を大幅に削減できる優れたシステムですが、
すべての家庭にとってベストな選択とは限りません。


ここでは、導入前に確認すべきチェックポイントを一般的な市場での例を基に詳しく解説します。


✅ エコキュートに向いている人の特徴

 

1. 光熱費をしっかり節約したい

 

エコキュートは、夜間の安い電力を使ってお湯を沸かす仕組みです。


ガス給湯器に比べ、ランニングコストは約3分の1になるケースも
毎月の光熱費が気になる方には、かなりのメリットがあります。


2. オール電化住宅を目指したい

 

エコキュートはIHクッキングヒーターとの相性が抜群。


ガス契約を解約して光熱費を一本化できるので、料金管理がラクになるのもポイントです。


3. 家族の人数が多い

 

4人以上の家庭や、お風呂好きな方が多い家では、大容量タンクのエコキュートが大活躍。


一度に大量のお湯を使えるため、お湯切れの心配が少ないのも安心です。


4. 災害時の備えを重視する

 

エコキュートのタンクには300L以上の水が貯まっています。


停電時でも、飲料水や生活用水として利用できるため、災害対策にも役立ちます


5. 環境にやさしい暮らしを目指す

 

CO₂排出量が少なく、再生可能エネルギーとの相性も◎。


エコでクリーンな暮らしをしたい方にぴったりです。


6. 子どもや高齢者がいる家庭

 

火を使わないので、やけどや火災のリスクがないのも大きな安心ポイント。


さらに、自動お湯はりや温度調整など、誰でも簡単に使える機能が充実しています。


✅ 3つ以上当てはまったら導入検討の価値あり!

 

導入前に押さえておくべき注意点

 

  • 初期費用はやや高め
     → ただし、各自治体の補助金制度や国のエコ補助金を活用すれば大幅に節約可能。

  • 設置スペースが必要
     → タンク(高さ約2m)とヒートポンプユニットの置き場所を確保しましょう。

  • 寒冷地は専用モデルを選ぶ
     → 凍結防止機能付きの寒冷地仕様で快適運用が可能。


まとめ

 

エコキュートは、長期的な光熱費削減・安全性・災害対策・環境性能で選ばれる給湯システムです。


導入には初期費用がかかりますが、補助金やキャンペーンを活用すれば負担を軽減できます


「エコで快適な暮らし」を目指す方には、導入メリットが非常に大きいといえるでしょう。

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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松風電設のよもやま話~第7回~

皆さんこんにちは!

 

佐世保市に会社を構え、長崎県のエリアで電気工事を行っている

松風電設株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

【第7シリーズ】エコキュートとガス給湯器の違いとは?

 

 

給湯設備を選ぶとき、多くの方が悩むのが「エコキュートかガス給湯器か」という問題です。


それぞれにメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや地域特性によって選択肢は変わります。


ここでは、両者の特徴を一般的な市場での例を基に詳しく見ていきましょう!


🔋 エコキュートの特徴

 

エコキュートは電気でお湯をつくる給湯システムで、ヒートポンプ技術を利用し、空気中の熱を取り込んでお湯を沸かします。

メリット

  • ランニングコストが安い
    深夜電力を利用するため、ガスよりも光熱費を抑えやすい。

  • オール電化に対応
    ガス契約が不要になり、光熱費の一本化が可能。

  • 環境にやさしい
    CO₂排出が少なく、地球にやさしい仕組み。

  • 災害時にタンク内の水を生活用水として利用できる
    停電時でも飲料水や生活水として使えるのは安心。

 

デメリット

  • 初期費用が高め(約40~60万円)

  • お湯を貯める方式のため、使い切ると再加熱に時間がかかる

  • 寒冷地では性能低下のリスクあり


🔥 ガス給湯器の特徴

 

ガス給湯器はガスを燃焼させて瞬時にお湯をつくる仕組みです。

メリット

  • お湯がすぐに出る
    瞬間湯沸しなので、待ち時間がほぼゼロ。

  • コンパクトで設置しやすい
    エコキュートに比べて省スペース。

  • 停電時にも使用可能(ガス+電池タイプ)
    災害時に強いケースもあります。

 

デメリット

  • ランニングコストが高い傾向
    ガス料金は変動しやすく、最近は高騰傾向。

  • CO₂排出が多く、環境負荷が大きい

  • ガスの基本料金が発生


結論:「どちらが絶対に良い」はない!

 

選ぶポイントは、家族構成・ライフスタイル・設置環境です。

  • 光熱費を下げたい、オール電化を目指したい → エコキュート

  • お湯をたっぷり使う、ガス環境が整っている → ガス給湯器

  • 寒冷地や設置スペースが狭い → ガス給湯器有利

  • 災害対策・環境重視 → エコキュート


👉 次回の【第8シリーズ】では、
**「エコキュート導入に向いている人のチェックリスト」**をお届けします!

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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