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皆さんこんにちは!
佐世保市に会社を構え、長崎県のエリアで電気工事を行っている
松風電設株式会社、更新担当の富山です。
目次
エコキュートを設置するにあたって、まず最初に行うのが「基礎工事」です。
基礎は普段目にすることのない部分ですが、ここがしっかりしていなければ、重たいタンクが傾いたり、寿命が縮まったりする原因となります。
エコキュートのタンクは満水時に 500kg以上 になることもあるため、強く安定した基礎が不可欠です。
最初に行うのは「設置場所の選定」。
屋外にスペースを確保し、日当たりや風通し、周囲の建物や塀との距離を考慮します。さらに、今後のメンテナンス作業がスムーズに行えるように、タンク周りに作業スペースを設けるのも重要なポイントです。
その後、地盤を掘削し、砕石を敷き詰めて転圧。柔らかい地盤の場合は沈下のリスクがあるため、改良を行うこともあります。
設置位置が決まったら、木製や樹脂製の型枠を組み立て、コンクリートの形をつくります。
ここで「鉄筋」を組み込むことで、基礎の耐久性を高め、ひび割れ防止や重量物への強度を確保します。
その後、コンクリートを流し込みます。隅々まで均一に行き渡るようにバイブレーターで振動を加え、空気を抜くことで密度の高い基礎が完成。仕上がりの品質はここで決まります。
エコキュートの基礎で最も重要なのが「水平精度」です。
基礎がわずかに傾いているだけでも、数百kgのタンクに負荷が集中し、故障や転倒の原因になることがあります。
そのため、職人はレーザー墨出し器や水平器を使い、何度も測定を繰り返します。0.5mm単位の誤差まで調整することもあり、まさに職人技が光る工程です。
アンカーボルト を設置して、タンクをしっかり基礎に固定。
排水勾配 をつけて、雨水や結露水が溜まらないように工夫。
打設後は数日から1週間かけて「養生」し、コンクリートの強度が十分に発現するのを待ちます。
この養生期間も手を抜かず、雨風対策や直射日光対策を施すことで、基礎の耐久性が格段に向上します。
エコキュートの基礎工事は、表に見えない分、手を抜こうと思えば抜けてしまう工程です。
しかし、「水平・強度・補強」 の3つを徹底してこそ、安全で長寿命の設置が可能になります。
縁の下の力持ちともいえる基礎工事が、暮らしの安心を支えているのです🌱✨
次回もお楽しみに!
松風電設株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
佐世保市に会社を構え、長崎県のエリアで電気工事を行っております。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
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