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日別アーカイブ: 2025年9月17日

松風電設のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

佐世保市に会社を構え、長崎県のエリアで電気工事を行っている

松風電設株式会社、更新担当の富山です。

 

 

 

🔨 基礎工事の流れ ― エコキュートを支える見えない土台づくり

 

 

エコキュートを設置するにあたって、まず最初に行うのが「基礎工事」です。


基礎は普段目にすることのない部分ですが、ここがしっかりしていなければ、重たいタンクが傾いたり、寿命が縮まったりする原因となります。

エコキュートのタンクは満水時に 500kg以上 になることもあるため、強く安定した基礎が不可欠です。


🏗 ステップ1:設置場所の確認と準備

 

最初に行うのは「設置場所の選定」。


屋外にスペースを確保し、日当たりや風通し、周囲の建物や塀との距離を考慮します。さらに、今後のメンテナンス作業がスムーズに行えるように、タンク周りに作業スペースを設けるのも重要なポイントです。

その後、地盤を掘削し、砕石を敷き詰めて転圧。柔らかい地盤の場合は沈下のリスクがあるため、改良を行うこともあります。


🔨 ステップ2:型枠・鉄筋・コンクリート打設

 

設置位置が決まったら、木製や樹脂製の型枠を組み立て、コンクリートの形をつくります。
ここで「鉄筋」を組み込むことで、基礎の耐久性を高め、ひび割れ防止や重量物への強度を確保します。

その後、コンクリートを流し込みます。隅々まで均一に行き渡るようにバイブレーターで振動を加え、空気を抜くことで密度の高い基礎が完成。仕上がりの品質はここで決まります。


📏 水平精度 ― ミリ単位のこだわり

 

エコキュートの基礎で最も重要なのが「水平精度」です。
基礎がわずかに傾いているだけでも、数百kgのタンクに負荷が集中し、故障や転倒の原因になることがあります。

そのため、職人はレーザー墨出し器や水平器を使い、何度も測定を繰り返します。0.5mm単位の誤差まで調整することもあり、まさに職人技が光る工程です。


🔧 ステップ3:補強と養生

 

  • アンカーボルト を設置して、タンクをしっかり基礎に固定。

  • 排水勾配 をつけて、雨水や結露水が溜まらないように工夫。

  • 打設後は数日から1週間かけて「養生」し、コンクリートの強度が十分に発現するのを待ちます。

この養生期間も手を抜かず、雨風対策や直射日光対策を施すことで、基礎の耐久性が格段に向上します。


✅ まとめ

 

エコキュートの基礎工事は、表に見えない分、手を抜こうと思えば抜けてしまう工程です。


しかし、「水平・強度・補強」 の3つを徹底してこそ、安全で長寿命の設置が可能になります。


縁の下の力持ちともいえる基礎工事が、暮らしの安心を支えているのです🌱✨

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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